せっかく太陽光発電を導入するなら可能な限り効率よく発電してほしい。
誰もがそう考えると思います。まあ当たり前ですよね。
調べて見ると、
太陽光発電にはシステム上いろいろな損失があるようです。
(具体的にはかなりの要因が想定されていますがここでは省略します。
興味のある方はネットで検索すればいろいろと情報が得られると思います。
NEDO などでは具体的なデータを閲覧することができます。)
システム的に避けることの出来ない要因もありますが、
中には工夫することで損失率を軽減できそうな要因もあります。
また、工夫によって損失を減らせる要因の中には
システム設置後でも可能なものもありますが
設置前にしかできないものがあります。
勿論現時点で考えるべきは設置前にしか対策できない要因についてです。
「太陽電池モジュール(以下モジュール)設置の方位角、傾斜角」
説明するまでもなく、モジュールは太陽光を浴びることにより発電します。
ですのでその設置の向きや傾斜角が発電効率に大きく影響するであろうと
容易に想像がつきます。
(実際、調べてみると設置場所の所在地(正確には北緯)によって
適切な傾斜角は机上的には算出出来るようです。まあ、そこまでは…)
シャープのホームページでは方位角を真南、傾斜角を30°で設置する時の
発電量(多分年間)を100%とした場合の、その他の方位角、傾斜角での発電量の割合
を示したテータがありました。場合によっては半減するケースもあるので
やはり設置の方位角、傾斜角は重要です。
今回は真南向きに設置出来る陸屋根ですが、見積では傾斜角10°となっています。
シャープのデータ(NEDOのデータ)ではその場合の割合は94.9%となっており、
最適な傾斜角にすることが可能なら5%程度モジュールの出力を
向上させることが出来るかも知れません。
上記点は次回、社長さんへの相談、要望事項とします。
余談ですが、上記データでは方位角真西、又は真東の
傾斜角90°、要するに垂直にパネルを設置した場合でも
割合が51.6%となっています。
ということは西または東向き壁面でも50%は発電すると言うこと。
今後、モジュールの変換効率の向上、低価格化(間違いなくそうなると思いますが…)
が進めばビルの壁面にモジュールを張りつめて発電するビルが出来るかも…。
まあ、かなり余談です(笑)
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