かなりいい加減な発言です(笑)
各メーカのデータについてはきっちりと調てませんし、
カタログすら持ってないので適当な意見です。
当初KWあたりの価格差に驚いたのですが
KW単価でシステムの価格評価をするのはあまり適切な方法では無さそうです。
単純に考えればKW単価が低いほど費用対効果が高いはずなのですが
システム導入者の口コミを見ると、必ずしもそうなってないようです。
勿論、各設置条件が違うので単純には比較も評価も出来ませんが
カタログ表記の公称最大出力と実際の出力との差がメーカーによって
かなりバラツキがあるのではと思えます。
例えば三洋製は「KW単価は高めだが効率が良い、だから非常に満足」
と言うような口コミを何件か見ましたが、ホントなのでしょうか?
思惑以上に発電してるんでしょうね。
実際の発電性能と公称最大出力には注意が必要です。
(少しだけ調べました。公称最大出力は
JIS C8918結晶系太陽電池モジュール適用基準 で定められた出力値で
分光分布 AM1.5、放射照度 1000W/㎡、
モジュール表面温度 25℃の時の出力らしい。
なんか難しいですが
AMは太陽光がどれだけ大気間を通過してきたかを示す数値で、
真上にあるときがAM1.0。1.5はその1.5倍通過してきた場合で
太陽高度が42度くらいの時らしい。
放射照度は光の強さの事で文字通り1㎡あたり1000Wのエネルギー
モジュール表面温度は説明不要。
要するに、AM1.5分大気間を通過し大気による分散及び吸収された、
1㎡あたり1000Wエネルギーを持つ太陽光が
温度25°の太陽光モジュールにあたった時の出力らしい。
もっともらしいですが実運用結果と差が大きいなら意味無いですね。
特に、放射照度は快晴でも800W~900W位と言う情報もありましたので
1000Wはかなり好条件時のデータをパラメーターにしているのではと思います。
また、太陽光により発電するモジュール温度が25°を採用しているのも疑問です。
研究者が研究評価の為にチャンピオンデータや仮の定数を使うのは自由ですが、
一般商品の、それもその一番重要な性能データに関わってくるところなので
現在のJISの規格はどうなんでしょうね。
どうも納得出来なかったシャープの公称最大出力の80%~90%位しか発電しない
との回答とも一致します。そうならそうと説明してくれれば良かったのに。笑)
カタログスペックと実際の実力に開きがある点については
公称最大出力で補助金が算出されている点を考えれば
価格は抑えて、公称最大出力はルール上問題の無い範囲で計算し
実発電性能との差が明かでも、そう表記している方が顧客は買いやすくなります。
対KW価格でも安く買えたような気になります。
補助金と売電価格に下支えされている個人住宅向けのマーケット戦略としては
メーカーの思惑、手法としてそういう考え方があるのは理解できます。
顧客がより多く補助金を受け取れるための配慮です…って事ですかね。
でも、本当にそうだとしたらしょぼい発想、手法ですね。
上のような状況を是とメーカーが考えているなら、残念ですね。
是非、実態に近いパラメータでの評価に改めてほしい物です。
まあ、だからと言って、製品の実性能が変わるわけでもなく、
気分的な問題なのでどうでもいいと言えばどうでもいい話です
コメント