検討初期の段階では何か試算に有効な考え方、適切な算出式はないか
探してみましたがこれと言った物を見つけることが出来ませんでした。
最終的には過去実績の統計データから推論するのが一番妥当であろう
という結論に達します。あまりおもしろくない方法です。
でも、そうと決めればデータ探しです。
で、そうこうしている時に
「ソーラークリニック 太陽光発電ユーザー支援サイト」
というサイトに出会います。
そのサイトには
現時点(2010/11/15)で個人発電所が800箇所程(設置場所は日本各地)登録されており、
それぞれの実績データが集められ統計されています。
(どの程度の発電所が最新情報の更新を頻繁に行っているかは不明ですが…)
具体的なデータの内容については各人で確認していただくとして
私がその中でも注目したデータは
登録発電所の平均発電量で集計されている
月毎の1kWあたり年間発電量[kWh/kW/月]
という、各月毎に集計されているデータです。
参照した表では項目名で「1kWあたり年間発電量」となっていますが
(「1kWあたり月間発電量」の誤記だと思います)、
表では月単位のデータとして集計されています。
具体的には発電実績データをシステム容量で除した値ですので
NEDO等では「等価システム稼動時間」と表現しているデータに相当します。
2010年11月15日時点の数値データです。
データをひらってエクセルの表にしてみました。クリックすれば大きめで表示します。
上の数値データをグラフ化したものです。こちらもクリックすれば大きめで表示します。
もちろん一定の傾向はありますが
同一月でも各年の値の差が結構あるのがグラフから判ります。
もっとも大きく差が出ているのは7月のデータで
2006年度7月 81.6時間
2008年度7月 117.3時間
と、その差35.7時間にもなっています。
梅雨の明け具合等、お天道様次第とはいえかなりのばらつきです。困った事です(笑)
後はこの月単位の「等価システム稼動時間」と容量(私の場合は 7.172KW)を使えば
大まかな月ごとの目安データがはじける計算になります。
長くなるので続きは次の記事で
※参考HP
「ソーラークリニック」
http://www.jyuri.co.jp/solarclinic/
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